『浅木くんに………キスされた。』


は?浅木って奴今すぐブッ殺してぇんだけど…。



『…まぁくん?』


俺が顔も知らない浅木という野郎に対して怒り狂っていると、
瑠美が震えた声で俺を呼んだ。


それもそのはず。俺は完璧人間と言われる男だ。


もちろん喧嘩だって負けたことがない。



『まぁく~ん;;;』


でも俺は瑠美には勝てない。


『大丈夫。怒んないからね?……瑠美には。』