『…昼休み、同じクラスの浅木くんに呼ばれて資料室にいったの。』


『うん。』

また瑠美は泣きそうな顔をしている。

浅木って誰だよ―……



『そしたらね、浅木くんに“好き”って言われて―……』


瑠美は途中で話すのをやめた。


『瑠美?ちゃんと最後まで話して?』



『それでね―……グスッ…』

瑠美はまた泣き始めた。


『それで?』


俺は瑠美の頭を撫でる。