取り返そうとするが、まぁくんの力にはかなわない。



『これ、瑠美が作ったろ?』


私の作った、焦げた卵焼きを食べながら言った。


『うん…。だから返してぇ;;;』


『やだ。瑠美のはこっち』


まぁくんにお母さんの作ったお弁当を渡された。



『うぅ~…不味くないの?』


『不味い』


まさかの即答



私の目からは涙が溢れた。


『ふぇ~ん…だったら返してよぉ…ヒクッ…』