時は過ぎて昼休み。

俺は今、屋上で瑠美を待っている。―……それにしても遅い。



『まぁくんごめんっ!!』

突然ドアが開いたと思ったら、瑠美が息をきらして立っていた。



『なんで遅くなったの?』


『それは―……』


瑠美は顔を赤くして俯き、あたふたしている。



『自分から誘っておいて遅れた理由を言えよ。』

俺は瑠美に近寄って瑠美の顎をもち、クイッと顔を挙げさせる。