茜の家に戻り、友達がくるのを待った。


ピンポーン


来た。
明美は、まだ会ったこともない人だったから、ちょっとキンチョしていた。


ガラ…


襖を開けて入ってきたのは、すごく背の高い茶髪で色黒のギャル男だか、ヤンキーだか、よくわからない男ともう一人、髪が焦げ茶くらいで、背は、低くはないが、茶髪の男よりは低く、やはりこいつも色黒だった。


この時二人は、家出をしていた。


そして…
茶髪で長身の男が博樹。

そう…
明美の人生を…平和だった人生を変えたのは、この男だった…。