すると…


玲は、明の家に泊まりに行くとか、言ってたのを聞いたらしい…。


でも、それは絶対に、有り得ない。


玲に限って有り得ない!

あたしが博樹の、話をしたときも


「うちは、絶対着いていかないし、やらせない!」


と、言っていたから…
自分から、行くなんて有り得ない!


明美とゆかは、ひたすら玲の帰りを、待った。


途中、道路にパトカーが、通ったので明美達は、トイレに隠れた。


その後も、何時間も待った。


でも、玲は戻って来ない。


いつの間にか、明美とゆかは、公園で寝ていた。


起きたら、朝の五時だった。


ゆかも眠そうだし、明美の家に行く事にした。