「はー!?意味分かんないんだけど!!」

新学期になって、学校へ行くと、教室に入るな!と言われた。

「久々に朝から行ったのになんなの?
中二の時は、この髪でも、入れたのに…。」

そんな事を考えながら、クラスは違うが、仲の良いめぐと、帰ることにした。


ー新島明美ー
 中学校生活も、残り一年をきった中学三年生。

髪は、中二の夏頃から、金髪一筋で、今まで通してきた。
中三になり、校長が、かわったせいか教室にさえ入れてくれない。

まー当たり前か(^^;)



―あたしは、前に友達に裏切られた事が、あってから、人を信じられなくなってしまった。
というより、信じようと思わない。
また裏切られるのが、怖かったから。

でも…
今は、信じられる友達がいる。
ねぇ…?玲…。
あの日が、あってから、玲はずっと傍にいてくれたね?
一人で、悩んでた、あたしを支えてくれたね?
きっと…玲がいなかったら、あたしに楽しい日は、来なかったと思う。
玲とあの人が、いなかったら、あたしは自殺も考えていたと思う。

だが…まだこの頃は、玲の存在の大きさに、気付いては、いなかった。