七海は黙ったままでいたが、しばらくするとまた手招きをし、顔を近づけてきた。
「や、やっぱりっ2人きりの時だけは……り、梨子でお願いします…」
「俺はいいけど、それで七海は大丈夫なのか?」
「今は大丈夫ではありませんが…頑張って慣れます!」
「そんな頑張るまでして?」
「真緒くんに梨子と呼ばれたい…です…。恥ずかしいですが、とても嬉しいので…」
そう言って照れ笑いを見せる。
下の名前で呼ばれるだけでこんなに喜ばれると増々好きになりそうで困る。
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