「愛桜と琉風さんって血縁関係にあったりする?」

「.....どうして?」

「よく似てるなぁって思って」

「....そう」





一気に空気が重くなった気がする

もしかして聞いちゃいけないことだったり....?





「愛桜、そんな顔しちゃダメよ」

「琉風ちゃん....」

「あなたのせいじゃないでしょ」

「そうかもだけど....」





話し続けること数分

やっと話に切りがついたらしく

愛桜の肩を抱くようにして琉風さんがこちらを向く





「愛桜はね、あたしの異父姉妹なのよ」





その言葉とともに哀しみに染まる2人の笑顔

それを見て申し訳なく思った

アタシは2人にどれだけ哀しいことを言わせてしまったんだろうって

後悔ばかりが募ってく


話を聞けば聞くほどに

哀しくなる




「.....2人のお母さんと愛桜のお父さんはとてもいい人たちだったんですね」

「「え...」」

「とても2人のことを愛してたんですね」

「どうして、そう思うの...?」