終わることなく、飽きることなく続くそのいじめ。


日に日に私は精神的にボロボロになっていった。


こんなことでダメになるなんて弱いなぁ。


その思いさえも、自分の心を責めて追い討ちをかけた。



何度も〝死にたい〟と思った。


けれど桜と花帆と一緒に戦うと決めたし、

行動に移さなかったのは何より、隣のクラスの親友、舞華の存在があったからだった。




舞華……舞ちゃんは、保育園からの優しい親友、むしろ神友だと……そう信じていた。



それなのに、裏切られた。


忘れ物をして、放課後、教室へ取りに行った時、聞こえてしまったんだ。


隣の教室からする杏奈ちゃんと舞ちゃんの話し声が。


頭では聞かない方がいいと分かっていたのに、私はつい耳を欹(ソバダ)ててしまった。




───聞かなければ良かった。


そう後悔することも知らずに……