「……え、隼人くん?」




涙を拭いてくれたと思ったら

隣に座る隼人くんの顔が少しずつ近づいてきた




え。

これって、、

うそだよね、、





「……んっ」




目をつぶると

隼人くんが私の首に手を回して

急に深いキスをしてきた




「……っ、オバサン帰ってきちゃう」




途中、無理やり隼人くんの肩を押してそう言った





「…ドキドキしない?」




隼人くんが意地悪な顔をしながら
私の手を握って自分の胸に当てた




あ。



すごいドキドキいってる。



隼人くんの胸の鼓動。



心地良いペースで


ドキドキ、ドキドキ
って


私と同じくらいの早さ。






「あの、私、意味わからなくて、まだ子供だから、、」




隼人くんは
大人で
有名人で
モテモテで

きっとこういうことは普通にするんだよね





「うるさいよ、」




隼人くんはそう言うと
また私の口を塞ぐように
キスをしてきた




激しくて
深くて



初めてこんなキスをした。