「……?」




最後の1枚を並べた


海の写真だけど
これって……



「あら、音海ちゃんじゃない?」




最後の1枚。


私が階段に座って海を見ながらボーッとしてる時の写真だった。



"俺も、ちょうどさっき、撮り終わったの"





気づかなかった

階段の上から撮られてたんだ





隼人くんのレンズの中に
私がいたんだ





そう思ったら

嬉しいのに
感動しちゃって

引かれるかもしれないけど


泣きそうになった



だって

大好きな人だから。




「音海ちゃん、オバサン実は今日これから大事な予定があるのよ。閉店の20時までお店番頼んじゃダメかしら?」





「え?嘘だ!隼人くんが取りにくるから気遣ってるでしょ!」





「いつもお世話になってるオバサンに恩返しもできない子だったかしら??」





オバサンは意地悪な顔をしてそう言い返してきた





何も言えなかった、。





「よろしくね」




オバサンは嬉しそうにお洒落して出かけていった



本当に用事あったのかな?



何回かお店番したことあるから

お店番するのは全然いいけど

隼人くんが来ると思ったら

もう息苦しくなってくる





また

会うんだ