その後、焦ったように、

「で、でも、葉音さんが、女の子が好きじゃないって知ってますから…
付き合うとかそういうのはいいんです。
で、でも、私の気持ちは知っておいて欲しくて…///」

なんて、顔を赤くして付け足した彼女が
“THE乙女”
っていう感じで恋っていいなーと思う。
でも、私は気持ちには応えられないし、ちゃんと断らないと…

「ごめんね。詩帆ちゃん。
私、詩帆ちゃんとは付き合えない。でも気持ちは嬉しいんだ!
だからこれからは友達として仲良くしてほしいな?」

と笑った私を見て、詩帆ちゃんは何故か顔を真っ赤にして

「そんな!!私なんかでいいならいくらでも!!
仲良くしてください!!」

とまた叫ぶように言うと走って行ってしまった。

.......?