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「ふぇっ、ひ…っ、」
「あーあー、こんなボロボロになるまで溜め込んじゃって。」
そうやって、慰めてくれるのは大好きな君じゃない。
「つばさああああああ」
'' つばさ ''
近くに住む、同い年の男の子。
去年の夏、虚ろな目をした翼が引っ越してきてからずっと良くしてもらってるんだ。
ほら、今だって。
「ねぇ、ふぅ？」
「なに…っ？」
「ほんとに好きなんだね。ふぅは。」
「っえ？」
ほんとにすき。
痛い程よくわかってる。
「ほら、なんだっけ、あの、えーっとー、」
「ヒロ？」
「そーだ、橘。」
「うん…っ、大好き…っ」
「ん、その気持ち、そのまま伝えた？」
「………」
