でもそんな寂しい気持ちを隠して応援している。



私は練習後のクールダウンの方法とかを調べて、2人に色々してあげてる。




家に帰ってからは駆流の一緒にキャッチボール。




あんまりやりすぎて肩を壊しそうだから、1日20分だけって決めたの。




やればいいっていうわけじゃないしね。




「ほら、急いで!!また怒られるよ!!」




「ごめんごめん。時間見てやらなかったから。」




「こないだタイマーかけろって言ったじゃん!!」




走りながら駆流のことを怒っていると、風香と朝飛がいた。




「2人とも遅い!!」




「「ごめんー。」」




「ほら、またみんな同じクラスだよ!!」




風香に言われて貼られていた紙を見る。




「「「「やったー!!!」」」」




昇降口で騒ぐ私たちは周りから変な目で見られるけど、今はそんなことより嬉しかった。




教室に行って、ホームルームを終えて、体育館に移動する。




始業式で校長の長い話を聞いたら、急いで部活に行く。




風香は新入生の呼びかけに行くっていうので途中で別れた。




マネージャーも入ってくれるといいな。




「光ちゃーーん!!」




「あっ!今行きまーす!!」




渚颯先輩に呼ばれて私は準備を始める。




今年は本気で甲子園を狙って頑張ってる。