「分かった。帰りは多分9時かな?」




「分かった。じゃあ行ってくるわねー。」




「光、楽しんでこいよー!!」




お母さんとお父さんが出かけていった。




私も早く準備しなきゃ!!




さっき駆流に説明した通り、チームユニフォームに着替えて、髪をポニーテールにして、日焼け対策する。




よし!!




時間になって私は家を出る。




玄関の前にはチームユニフォームを着た駆流の姿。




下はジーンズで、背の高い駆流は見事に似合っている。




「お待たせ!!あっ、おばさんから聞いた?」




「うん。聞いた。まぁ、明日休みだし、キャッチボールしてみるよ。」




「うん。そうだね!!じゃあ行こー!」




私達は電車に乗って隣の市まで来た。




球場近くには沢山の人だかり。




「凄い人だね。」




「だな。はぐれんなよ。」




私は駆流と手を繋いで球場の中に入る。




「「うわぁーーーー!!」」




久しぶりの空気感に声が漏れた。