「じゃあ後は片付けて帰れよー。明日は一日休みになったからゆっくり休めー。」





え!?休み!?




「監督、何でですか?」




「俺の出張が入ったし、明日の気温今年最高らしいからな。朝飛お前だけやってもいいんだぞ。」




「いや、大丈夫です。」




「じゃあ、解散!」




明日休みってことは今日の夕方からずーっとゆっくりできる!!




「光ー?終わったら早く帰るぞー。」




「はーい!」




私はいつもの倍のスピードで仕事を終わらせた。




「おっ待たせ!!さぁ、準備しよー!」




「準備?何すんの?」




「えー!まずはチームユニフォームに着替えて、髪結んで、日焼け対策して、スマホ充電する。やることいっぱいあるよ!」




「それは光だけじゃん。時間までに終わらせてよ?」




「りょーかい!!」




家の中に入るとお母さんとお父さんがいてびっくり。




「2人とも早くない?どうしたの?」




「違うのよ。これから行くの。お父さんは仕事って言ったでしょ?お母さんこれから空港まで行くから。」




「え?空港?」




「駆流君のお父さん、今日帰ってくるの。だから、お迎えに行くの。わたしも、駆流君のお母さんもいないからご飯はあっちで食べて来なさいね。」