「まぁ、仕方ないから俺も応援してやるよ。なんてな。応援はするけど、後は自分で頑張れ!!」




私達の話を聞いていた駆流が突然言い放った。




「おう、分かってる。・・・・よし!部活やるぞ!!」




知らない間に2人が両思いだなんて・・・・




風香には言えないけど、2人には上手くいってほしいな。




私が微笑んでいると駆流が私の鼻を摘んだ。




「ぼへーっとしてないで行くぞ!!早く野球したい!!」




「分かったよ!!私だってそうだし!!」




私達はグランドに向かって走る。




高校生初めての夏が始まる。






「「暑ーーーーーい!!」」




朝からお昼過ぎまでずっと外のにいるのは辛すぎる。




日焼けもするし、暑いし、今にも倒れそう。




渚砂先輩も暑さでふらふらしてる。




何でみんなあんなに元気なんだろうか?




でも、今日だけは頑張んないと!!




なぜなら、野球見に行くから!!




今日部活終わったら駆流と一緒に行ける。




あぁーー!楽しみーー!!