「えーー、テストを返されてはしゃいでいる奴もいるが少し落ち着けよー。明日からの夏休みになるが、怪我なく過ごすように。課題もちゃんとやってこいよー。じゃあ、また休み明けに会おう!」




担任がそう言うとみんなそれぞれ部活に向かった。




「光ー!明後日だよな?野球!!」




「あっ、そうだ!!明後日だー!!」




私達がはしゃいでいると2人が来た。




「水族館は部活がない日に行くからまた後で連絡するわ。それでいい?」




「「「りょーかい!!」」」




朝飛の言葉に私たちの声が重なった。




ふふっ、息ぴったり!!



「じゃあ3人ともまたねー!」




「ばいばい、風香ー!」




私が後ろを振り返ると、ちょっとだけ顔を赤くしている朝飛。




え?どうしたのかな?




「朝飛ー?顔赤いけど大丈夫?」




「うぇっ!?いや、あ、うん。大丈夫!!別に風香のことなんて見てねーよ!!」




それって・・・自分で宣言したようなもんじゃん。




「もしかして、風香のこと、好き?」




「っ!・・・・・絶対風香には言うなよ/////」




「分かってるよ。・・・・頑張ってね!私は応援するから。」




私がそう言うとちょっと照れくさそうに笑う朝飛。