「あのね、駆流大丈夫だよ。おじさんのこと嫌いじゃないよ。ただ、久しぶりに会うのにどうすればいいか分かんないだけだった。」




「そうだったの。・・・・ありがとう、光ちゃん。駆流のことこれからもよろしくね。」




「うん。じゃあまた来ます!」




私は家に戻って早めに寝ることにした。




ベッドにダイブすると、最近色々あったからかすぐ眠ってしまった。







次の日、




目を覚ますとお母さんからの伝言が冷蔵庫に貼ってあった。




[光へ 今日はお父さんが早く帰ってくるらしいから、駆流君誘って来てねー!]




んー?なんだろ?




「いってきまーす!!」




誰もいない家に向かって叫ぶと家を出る。




「おはよう、光。」




「おはよう、駆流!あっ、今日お父さん早く帰ってくるから駆流も来てだって。なんだろうね?」




「そっか。了解。」




学校に着くと朝から風香と朝飛が勉強していた。




「「おはよう!!」」




「「おはよう!!」」




「朝から早いねー。」




「まーね。水族館行きたいからさー!!」




そう言って笑う風香が可愛くて抱きついてしまった。




「そーだねー!じゃあ頑張るかー!」




朝から放課後まで真面目に勉強した。




テストまで後少しだ!!




そう意気込んで、真剣にノートをとった。




そして、1日頑張って、やっと放課後。




疲れきって机の上に突っ伏す。




「光ー?帰ろー?」




駆流に呼ばれてハッと立ち上がる。




「うん。今行く!!じゃあ2人ともまた明日!!」




「「バイバーイ!!」」




駆流と一緒に家に帰ると、お父さんの靴があった。




「「ただいまー!」」




「おっ!帰ってきたな!!2人にサプライズだぞ!!」




お父さんがソファから立って私たちの元に来た。




「サプライズ?私達2人?」




「そうだ!!これ、プロ野球のチケットーーーー!!」




「「えーーーーーー!!マジーーーーーー!!」」




私達はびっくりして大声を出してしまった。




「お父さんも行けると思ったんだけど仕事入ったんだよ。だから、2人で行ってこい!!」




「「ありがとう!!」」




プロ野球をまじかで見れるなんて最高!!




「駆流!!今からテスト勉強死ぬ気でやるよ!!」




「よっしゃあー!今なら何でもやれる!!」




お父さんのサプライズで私達に火がついた。




そして、テスト当日。




私はいつも通り出来たけど、駆流はどうかな?