「もう!!どこ行ってたの!!」



もちろんお母さんには怒られたけど、私は今それどころじゃないの!!



私は駆流と一緒にお父さんの所へ走っていった。



「ちょっと、光!!話は終わってないでしょ!?」



後ろからお母さんの怒号が飛ぶけど気にしない。




「お父さん!!私ね、駆流と約束したの!!ずっと一緒に野球することと、こうしえんに行くこと!!でもね、女の子は野球できないんだって。だから、私マネージャーになるの!!」



そう言うとお父さんは豪快に笑った。



「そうか!!いい約束したなー。光、駆流。頑張ってその約束叶えろよ!!」



そう言って私と駆流の頭を撫でる。



「「うん!!」」



お父さんはいつも私達の応援をしてくれた。



お母さんは今回だけは許してあげるって言ってくれた。



駆流のお母さんも笑って許してくれた。



それからは毎日テレビでプロ野球を駆流と一緒に見た。




早く始まる時は学校から走って帰ってきてテレビを見た。