先輩達が帰ってから、私は今日の片付けを始めた。
「俺もやるよ。渚砂先輩いないんだろ?」
駆流が隣に来て手伝ってくれた。
渚砂先輩には今日くらい陸先輩と一緒にいたらどうですか?と言って先に帰ってもらったんだ。
きっと、陸先輩も渚砂先輩に言いたいことあると思ったから。
「ありがとう、駆流。・・・・・先輩達、凄かったね。」
「うん。・・・・・笑って終われたら最高だなって思った。」
「そうだね。甲子園には行けなかったけど、私はそんなに落ち込んでないよ。」
「俺もだよ。・・・・・・これからは俺達の世代だ。こっからだよ。」
「うん。よし!終わったし、私達も帰ろっか。」
用具を全部倉庫にしまって歩き出す。
「光。」
突然差し出された手に私は戸惑う。
「なんか、昔みたいだね。たまに手繋いで帰るけど。」
「うん。・・・・・嫌?」
心配そうに聞く駆流がおかしくて笑ってしまった。
「嫌じゃない。・・・・駆流の手大きいし、あったかい。」
「光の手は冷たくて小さい。」
そう言って笑う駆流。
「俺もやるよ。渚砂先輩いないんだろ?」
駆流が隣に来て手伝ってくれた。
渚砂先輩には今日くらい陸先輩と一緒にいたらどうですか?と言って先に帰ってもらったんだ。
きっと、陸先輩も渚砂先輩に言いたいことあると思ったから。
「ありがとう、駆流。・・・・・先輩達、凄かったね。」
「うん。・・・・・笑って終われたら最高だなって思った。」
「そうだね。甲子園には行けなかったけど、私はそんなに落ち込んでないよ。」
「俺もだよ。・・・・・・これからは俺達の世代だ。こっからだよ。」
「うん。よし!終わったし、私達も帰ろっか。」
用具を全部倉庫にしまって歩き出す。
「光。」
突然差し出された手に私は戸惑う。
「なんか、昔みたいだね。たまに手繋いで帰るけど。」
「うん。・・・・・嫌?」
心配そうに聞く駆流がおかしくて笑ってしまった。
「嫌じゃない。・・・・駆流の手大きいし、あったかい。」
「光の手は冷たくて小さい。」
そう言って笑う駆流。