ウゥーーーーーーーー!!!
試合が始まった。
整列した先輩達はいつもよりかっこよく見える。
一回の表、私達からの攻撃。
バッターは陸先輩。
ボール、ストライク、ボールになって4球目、
カキーーンッ
綺麗な金属音と一緒にボールがピッチャーの横を抜ける。
「初ヒット!!」
駆流がそう言って喜ぶ。
よし、このまま後に続けば大丈夫。
その後、陸先輩のヒットに続いて1回に2点を取った。
守りも完璧で1回から5回まで2対0でゲームは進んだ。
試合が進んだのは6回表。
またもや陸先輩のヒットで一気に3点を取った。
そのまま守り切って5対0で試合が終わった。
初戦突破!!
「やったね!駆流!!」
「だな!!自分が出てなくても嬉しいよな。」
私は階段を降りて、渚砂先輩の元に行った。