「分かってる。ほら、こっち座ってろよ。」




私が朝飛の隣に座ろうとすると突然間に誰かが割り込んできた。




「俺、こっちに座るから。光はこっちに座れよ。」




駆流がそう言って私の隣に座る。




「え、あ、うん。まぁ、どこでもいいけどさ。」




駆流の隣に座ると朝飛が意味深な顔をして私達を見てる。




まぁ、いいか。




「そうだ!光、グラウンドどんな感じだった?」




「なんかね、圧倒された。空気感っていうか。でも、感動したかな。やっとスタートラインに来たんだって思って。」




私がそう言うと朝飛はそうか。と言って何か考え始めた。




「感動か。俺も早く下に行きたい。」




「駆流なら大丈夫だよ。次は私もあそこに行きたいから。」




私がそう言うと駆流はニコッと笑った。