「おはようございます!私も手伝いますね!」




「おはよう、光ちゃん。じゃあそれをバスに運んでくれる?」




「はい!」




私は荷物を持ってまたバスに戻る。




先輩達も集まってきて、さっきより賑やかになっていた。




必要なものをバスに乗せて、これで何も無いか確認していると監督が来た。



「じゃあ来たやつからバスに乗れよー。すぐに出発するからなー。」




監督の一言でみんなの気が引き締まる。




運転手に挨拶をして、試合会場に向かう。




「光?隣に座っていい?」




「いいよ。あれ?朝飛は?」




「酔ったから先輩と交換して来た。」




そう言うと私の隣に座った。




肩がふれそうになってちょっとだけ緊張する。




会場まではバスで1時間くらい。




段々眠くなってくるのを頑張って耐える。




「光?昨日も寝てないんだろ、どうせ。着くまで寝てなよ。」




「え?なんで分かったの?」




「顔色悪いし、それに何年も一緒にいたら大体分かるよ。ほら、寝てな。」




「・・・・うん。ありがと。」




そう言うと私はすぐに眠りにつけた。