私がお辞儀をすると渚砂先輩が良かったよ。と言ってくれた。




「じゃあ私達マネージャーから、選手のみんなにミサンガです!!」




「「「「「おぉーーーー!!!」」」」」




1人1人渡していくとみんな喜んでくれた。




「光ちゃんもありがとな!」




「ご苦労様!!」




先輩達にそう言って貰えて嬉しかった。




最後のミサンガを持って駆流のところへ行く。




「はい。駆流の分だよ。」




「ん。ありがとう。・・・・・光が付けて。」




「え?あ、うん。」




私は駆流の左手にミサンガを付けた。




甲子園にいけますように。




そう願いを込めて。




「はい。いいよー。」




「ありがとう。・・・・・光、今日あそこ行かない?」




「うん。いいよ!」




「じゃあ明日の朝遅れないように!!解散!!」




「「「「「ありがとうございました!!」」」」」




私は渚砂先輩と明日の荷物の確認をして、昇降口に向かう。




「お待たせ。じゃあ行く?」




「うん。行こ。」




家に向かって歩くこと7分。




私達が来たのは小さい頃から来ている公園。