「じゃあ今日はこれで終わりにするぞー。片付けして帰ろよー。」




監督が声をかけるとみんなそれぞれ解散していく。




私は使ったジャグや用具を片付けに行く。




すると肩をトントンと叩かれて、




「光。終わったら昇降口で待ってて。俺も後から行くから。」




「あっ、うん!分かった!!」




駆流はそう言うとみんなと部室に戻って行った。




私は急いで水道に向かう。




ジャグを洗っていると向こうから知っている声が聞こえる。




誰だろう?と近くに行ってみると、そこには朝飛と風香。




何を話してるかは聞こえないけど、これは明日風香に聞かなきゃだ!!




片付けを全部終えて渚砂先輩に挨拶する。




「全部終わったので帰りますね。お疲れ様でした。」




「お疲れ様ー!また明日ねー!」




私は着替えて急いで昇降口に向かって走る。




昇降口にはスマホを片手に立っている駆流。




「駆流ー!お待たせ。行こっか。」




「おぅ。お疲れー!」




「駆流もお疲れ様。あー!そうだ!今日ね、風香と朝飛が2人で話してたの。なんか、ありそうじゃない?」




「・・・・・たしかに。明日、聞いてみるか!」




2人で作戦会議をして家に帰った。