「あっ!光ちゃーーーん!!こっちだよーー!!」




グラウンドに行くと真っ先に渚砂先輩に呼ばれた。




「はーい!今行きまーす!じゃあまた後でね、2人とも!!」




そう言って先輩の元に向かう。




「早速だけど手伝って貰っていいかな?これにスポーツドリンクを入れてもらいたいの。」




「分かりました!終わったら、あそこに置いておけばいいですか?」




「そうね。そうしてもらえると助かる!」




私は大きなジャグを持って水道に向かう。




スポーツドリンクを入れ終わって運んでいると、練習中の駆流を見つけた。




あぁー、やっぱりかっこいい。




「へー。光ちゃんって駆流君が好きなんだね。」




突然後ろから渚砂先輩が来て言った。




私ってそんなに分かりやすいの!?



「なっ!?びっくりしましたよ!!あっ、でも、駆流には言わないでください。」



私が必死にお願いすると、クスッと笑って、




「いくら私でも言わないわよ。でも、応援するわ!光ちゃん可愛いからー!」




と言ってくれた。




本当に元気だなーって思っていると、ユニフォームを着た先輩が来た。