「駆流ーーーーー!!ずーーーーーっと一緒にいてねーーー!それから、約束ーーーー、絶対叶えようねーーーーー!!」



私の声が夏の夜に響く。



駆流と一緒に過ごす18年目の夏。



私にとっても、駆流にとっても忘れられない特別な時間。



これからも私は駆流の隣で笑い続ける。





そして、



私達の約束。





私はまだあの場所で聴ける。





駆流の隣にいる限り。









青い空に響き渡る金属音と、









球場中から起こる歓声。










それが私達の夏の合図。












夏が始まったら、










私はここから君と駆ける。




















end