私がそう聞くと駆流が私の方を向いた。




「・・・・・・・俺、光のことが好きだ。」




え?



今、なんて?



「ずっと光は幼なじみで家族みたいな関係だって思ってた。でも、・・・・・・・光とケンカした時から今までとは違う感情に気づいた。・・・・・・俺は、1人の女の子として、光のことが好きだ。」



っ、



なんだよ・・・・・



私が、



私が、



言おうとしたのに。



先に言うなんてさ、




「ずるい・・・・・・・駆流は、ずるいよ。私のほうが、ずっとずっと駆流のことが好きなのに!!私の方が前から駆流のことを見てたのに!!・・・・・・・・先に言うなんて、ずるい。」



私は泣きながら駆流に言った。



駆流は驚いた顔で私を見る。




「えっ、・・・・・・・・ちょ、それって。俺のこと、」



「そうだよ。・・・・・・駆流のことが好き。幼なじみじゃなくて。駆流のことが、ずっと前から好き。」


瞬間、駆流の胸の中へ飛び込む。