「よろしくお願いします!!」



優しそうな先輩で良かった!!



「じゃあ明日からよろしくね!!」



そう言われて、元気に返事をした。




そして急いで駆流のところに戻る。



「お待たせー!!あれ?朝飛は?」



「おぅ。朝飛はもう帰ったよ。なんか妹迎えに行った。」



「さすがシスコンだね。じゃあ帰ろっか。」



「おぅ。」



駆流との帰り道は私の大好きな時間。



昔は私の方が背が高くていつも下に見てたけど、いつの間にか私の背を追い越して見下ろされる。



私は165cmで女子にしては高い方だけど、駆流は180cm。



男子の中でも目立ってると思う。



「そんなに見られるとどうしたらいいか分かんないんだけど。」



「わぁーー!!ごめん///// っていうか、部活どうだった?」



私は慌てて話題を変えた。



恥ずかしい、恥ずかしい。



「見た感じはチームプレーを大事にしてるかなって。やってみないと分からないけど、県でベスト8に入ってるからいいチームなんじゃないかな。」