受付を済ますと私は待合室で待つ。



7分くらい待つと名前を呼ばれた。



「光さーん。診察室にお入りくださーい。」



診察室を開けると若い女の先生。



「はい、じゃあ、そこに座ってねー。まず聴診器使うよ。」



そう言って診察を始めた。



「うん。脈はそんなに早くないね。こないだまでインフルエンザだったの?」



「はい。でも、ずっと喉が痛くて。」



「んー、じゃあ、口開けてね。」



もう1度診察が始まったけど、今度は先生が難しい顔をした。



「・・・・・・これは・・・・・」



「えと、何ですか?」



「もしかしたら、急性咽頭炎かもしれないね。」



急性咽頭炎?



「なんですか。それ。」



聞いたことない言葉に心配になる。



「急性咽頭炎は、風邪ウィルスとかによって引き起こされるの。喉にある咽頭っていう所が赤くなって痛みが出る。酷くなると、高熱とか劣等感が起きたりするの。」



「どうやったら治りますか?」