季節は秋から冬になろうとしている。



駆流と喧嘩したあの日から私達の仲はますます良くなった。



朝飛と風香も2人で上手くやってるみたいだし。




もう少しで部活も外での練習が出来なくなる。




なのに、なのに、




「駆流ー。病院行っだら、インフルエンザになっちゃっでたーー!!」




「はぁ!?今どこ!?」




「家にいるげど、お母さんとかいないよ。」




「じゃあ、部活終わったら行くからちゃんと寝てろよ!」



「はぁーーい。ゴホッゴホッ」



電話を切ると咳が出た。




熱と咳が辛くてふらふらする。




私はいつの間にかベッドで寝ていた。




「・・・・り、・・・・かり、光ー。」




「・・・・・・ん?・・・・駆流?」




「おぅ。大丈夫か?つーか、鍵閉めとけよ。危ねぇだろ。」




「そだね。・・・・・駆流伝染るから帰っていいよ。」