「それと、昨日の試合。誰もお前のせいだなんて思ってねぇーよ。もし、自分が許せないんなら、こっから這い上がろうぜ。」
「あぁ。そうだな。・・・・・俺のわがままに、付き合ってくれるか?」
「仕方ねえから手伝ってやるよ。どーせ、俺しかお前の球捕る人いねーだろ。」
そう言って笑う朝飛。
俺も嬉しくなった。
「野球は1人じゃできねーからな。それだけは覚えておけよ、キャプテン。」
「おぅ。今度は絶対忘れない。」
朝飛と固く握手をした。
俺はまたここから這い上がる。
1年後、またあそこに立ってみせる。
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