光は俺のことどういう存在に思っているか知らないけど、いつか伝えたい。




君に、1人の女の子として好きだと。




俺がそんなこと言ったら笑うかな。




なんて思いながら歩いていると、家の前に見覚えのある人が2人。




「「光ーーーーー!!」」




叫びながら走ってくる、風香と朝飛。




「朝飛ー!風香ー!やっほー!」




俺は光のことを下ろすと、3人は抱き合っている。




「大丈夫だった?私ね、駆流のこと殴りに来たんだけど。」




「さらっとひどいこと言うな。」




「あ?なんか言った?」




「何でもないです。」




風香に睨まれて俺は目線を逸らす。




「光、大丈夫?」




「うん。ごめんね、心配かけたみたいで。でも、大丈夫。駆流と新しい約束してきたから。」




「「新しい約束?」」




「うん。来年、甲子園に連れてってくれる約束。」




光がそう言うと朝飛と風香が微笑んだ。