「そういうことだから。もう二度とセンパイ貶したりすんのやめろよ。文句あったら直接俺に言いに来い。以上。」


秋本の言葉を聞き、光莉さんの表情が怒りに満ちていく。


やばい…!


「…っ蛍人のバカ!!もう知らないから!!」



光莉さんは走って体育館の方へ行ってしまった。



……なんか、悪いことしちゃったかな…?



「…よし、じゃあセンパイはこっち」



秋本は再びあたしの手を引いて歩き出す。

今度は、もう抵抗をするのはやめた。