「い、いきなり謝るから…」




そういうと、手当てをしてくれていた秋本の手は止まり、むっとしたような顔をする。




「……ずっと謝りたかったんだよ、これでも。だけど…怖くて言えなかった。しかも邪魔は入るし…」




なにもできない不器用野郎だとは思ってたけど、いがいと綺麗に手当てをしてくれた。




「…包帯はいくらなんでも大げさすぎじゃない?」




さすがに、ちょっとした切り傷で包帯はやりすぎだと思い止めたけど、ね。