「もちろん」



「ゆめちゃんを…迎えに戻ったんでしょ?行かなくていいの?」



さっきまでは出なかったはずの言葉がでてくる。



これも、俺の態度に比例する?



「後から来るだろ。今は、リサの話を聞く」



「カズマ……ありがとう。あたし、なんか……カッとなって……すごく嫌なこと言ったりしたよね」



「…そだっけ?忘れた」



ポケットに手を突っ込み、素知らぬ顔で歩く。



「もうっ、覚えてるくせにー。腕、組んでいい?」



「はぁっ!?ちょっ…やめろよ」



油断した、腕にピッタリとくっついてくる。



こいつには恥じらいってもんがねーのかよ!!



「離せよ……」



「やだ~、カズマ顔が赤いよ。かわいい」



条件反射で赤くなってんのか。



やってらんねー!!