挨拶もほどほどに父が”お座りください”と言い2対2で向き合うような形で座った


「それにしても数年でここまで会社を大きくされてすごいですね」


「いえ、そんな…」


社長同士が話しているのを笑顔で聞きながら内心ひどく動揺していた


何で小山くんは企業の社長をしているのか?本来の夢はどうしたのか?何で高砂と名乗っているのか?これまでの7年どうしてたのか?


聞きたいことは山ほどあるけど今は私情を挟むわけにはいかない


それでも小山くんのことが気になって仕事に集中することが出来なかった