俺たちの目の前に止まると大宮企業の御曹司が一歩前に出て挨拶をした


「初めまして。美咲の婚約者の大宮進です。以後お見知りおきを」

そう言い爽やかなイケメンスマイルを見せた


男の俺から見ても美形だなと思っていると大宮様はまじまじと俺を見てきた


なんだろうと不審に思っていると藤ノ木が優雅にお辞儀をしてにこっと微笑んだ


「ごきげんよう。小山様、大澤様」


今までの態度とは一変し、あきらかに他人行事の挨拶に俺は困惑した


それは大澤も同じだったらしく「美咲どうしたの？」っと聞くと藤ノ木は冷たい視線で