「俺も元気だったよ」


そう言いまたもや究極の笑顔を向けてきた


うぅっ!た、耐えろ私!


「それはよかったです。………質問してもいいですか?」


「どうぞ」



「小山くんはなぜ高砂と名乗っているのですか?それに写真家の夢は……」


「家から独立した以上小山とは名乗れないから仕事上母の旧姓である高砂って名字を使ってるんだ。写真家はもう叶えてるよ。ほら」


「えっ?」


小山くんはカバンから広告を出すと私に手渡した