「…えっ?っい、今なんていったの??」


「…一回ならもらってやるって言ってんの」


っ!!!!


「っほ、ほんと???いいの?」



「…まずかったらすぐ返すからな」



「うん!うん!わかったー私頑張る!西野くんのために、美味しいの作るからね!」



「…うるさい」


西野くんはそれだけ言うと、本を持って屋上から出て行ってしまった。


この時、彼の顔が少し赤くなっていたなんて、私は知らなかった。






…やった!一回だけでもいい!嬉しい!



どんなの作ろうかなー❢


美味しいの作らなきゃー!



あっ!
後で嫌いなものとか、メールで聞こっと!