氷で頬を冷やしている私を
西野くんはじーっと見てくる。


「‥.西野くん///そんなに見られると私頬以外も赤くなると思うからやめてー」


「ふーん。勝手になっとけ。俺は見たいから見る」



これ以上言っても無駄だとわかった私は大人しく頬を氷で冷やす



「坂野」



「なーに?」



「いじめを頑張って耐え抜いた坂野に何か一つ願い叶えてやるよ」



「えっ!!いいの?願い?じゃあ付き」
          「合うのとかなしな」



あっやっぱりか笑



「…で?それ以外で何かあるか?」


お願い…



お願い…



お願いねー…



あ!!!そうだ!これにしよ!



「あっ!私、西野くんとデートしたい!」


「は?」


「だから西野くんとデートしたいの」


やっぱりダメかな?

まだ付き合ってないもんね。
西野くんめっちゃ眉間にシワ寄ってるし。
やっぱり違うのにしよ。



「や、」
「まぁいいけど」