「西野くん横座ってもいい?」


「…勝手にしろ」


「はーい!勝手にしまーす!」


私は西野くんの横に座る。


「西野くんはなんの競技に出るの?」


「…教えねぇ」


「えぇっ!秘密ですか??
私はねー玉入れと、障害物に出るんだー」


「あっそ。」



ふふふっ笑

わかる?
だるそうながらも一言ちゃんとくれるこの優しさ!



「おーいえりー!そろそろ集合だってさー!」


「翼お前も本閉じて行くぞー」


西野くんと会話をしていると後からゆかと工藤くんが私達を呼ぶ。


「あ、うん!」


西野くんはまた更にだるそうに本を閉じ立ち上がる。



「じゃあまたね!西野くんー!」


「はいはい」



それぞれクラスのもとに移動した。