「びっくりしたー!もうっ!また突然なんだからっ!」
「あは、ゆか照れてんの?」
「ば、ばかッ!照れてなんかっ」
「かーわいいっ!もっとぎゅってしちゃう!」
更に強く有華に抱きつく工藤。
あのーまた私いるんですけどね…。
このリア充が!
爆発してー!←ごめん羨ましいだけ、ただの嫉妬さ!
「ねぇ工藤くん邪魔して悪いけど、西野くんはどこ?」
「あ!えりりん居たのね!おはよ!翼ならあそこの木の陰にいるよ」
「うーん?
あ!ほんとだ!じゃあ私ちょっと西野君のところ行ってくる!」
「「行ってらっしゃいー」」
笑顔で…ニヤけながら見送られたことは無視しよう。
私は二人に見送られ、西野くんのもとにダッシュで近くに行く
そして、
「西野くん!おはようー!」
本を読んでた西野くんは一瞬本から目を離すとだるそうに私を見た。
きゃー!!そのだるそうな目も好きー!
まぁおはようって言ってもまたいつものように、゛ウザ ゛ってくるんだろーなー
そんな返事が来るのだと思っていたとき
「…はよ。」
短く挨拶を返すとまた本を読み始めた。