「わりぃ…」


それ以上お互い口を開くことはなく沈黙が流れる。


事務所が見えてくる頃には宮部もこの微妙な空気をどうしようかと悩んでいた。


「あ、昼どうすっか?今日は仕方ねぇからご馳走してやるよ。」


宮部運転しながらチラッと横目に日野を見ると、こちらを見つめて一言。