部屋は1Kのようで玄関を開けるとすぐに6畳程の部屋が広がった。


部屋の中はとても綺麗で整理整頓が行き渡っているように伺える。


宮部は手袋をはめ一言「失礼します」と告げ部屋に上がった。


「凄いなこれ。」


宮部がまず驚いたのが部屋の壁に掛けられた写真達だ。


いろいろな所で撮ったのであろう風景や建物、たまに柿沼さん本人が写った写真もある。
しかもどれも額に収めて綺麗に飾られている。