「おーい戻ってきてー」
はっ!!
「ごめん、存在忘れてた。」
「う、相変わらずグサッとだな。」
素直なのが取り柄だからね。
「ごめん。」
「うん。いつものことだから…」
あ、ちょっとすねた。
この人は緑川 煉。私の彼氏です。
ルックス,顔,性格,全てが良しの美男子。
そして、空手を習っていた彼は、
全日本ジュニア選手権で1位を取った
という実績もある、強人なのだ。
なのに私にデレデレで、私にだけ甘い。