その一言に声をあげて泣いた

子供のように泣きじゃくる私を

たまたま来た由那と総くんが見つけ

駆け寄ってくる

握りしめた手紙を見て2人は察し

由那は抱きしめてくれた

「!」

総くんは2通目の手紙が入っていた封筒を

拾うと私に渡してきた

「これ、ちゃんと中身見たほうがいいと思うよ?」

そこに入っていたのは

指輪だった

「杏梨、返事はもちろんYesだよね?」

「当たり前じゃんか…Yes以外にないよ!」

「おめでとう、杏梨ちゃん、涼」

「おめでとう!!杏梨!辻本くん!」

「総くん…由那…、本当にありがとう」

ねぇ涼

どこかで見てる?

ねぇ私、涼が大好きだよ

この先もずっと

何年先もあなただけを愛してる。