「杏梨」

いつもの笑顔で私の名前を呼ぶ君を

「どうしたの?今日なんかあった?」

いつも気遣ってくれる君を

「俺のかっこいいとこ見てろよ?きっと惚れ直すから!」

たまにふざけて冗談をいう君を

「好きだよ、杏梨」

私を想ってくれる君を

「別れよう」

無理して笑う君を

「なんでだよ!忘れてくれよ…!」

涙を流す君を

あと何日したら忘れられるかな?

君のことを
君の声を
君の言葉を
君の仕草を
君の表情を…

どんなに月日が流れても

きっと私はあなた以外を愛せない

ねぇなんで?

なんで病気になったのが涼だったの?

なんで私じゃなかったの?

神様が本当にいるんだったら…

ねぇ神様、涼を返してよ

涼を私から奪うなんて酷いことしないでよ